仙台の初日に行ってきた。
小さな映画館。54席のこぢんまりした部屋。
20人位だったかなと思う。みんな、甲斐バンドファンだ。
ここを覗く方は数人だし、ほとんどの方が『照和』を観ているからオープンに・・・
静かに始まった。
ドキドキして、照和の階段に1歩入る感じなのかな。
ライブ映像、良かった。
甲斐さんが見えて、でも人の頭の隙間からしか見えなくて、だけど曲が進めば進むほど甲斐さんしか見えなくなってくる。
甲斐さんのアップで汗が見えたけど、あれも、たとえいつものホールで最後尾の席だとしても、ファンには見えるんだよね。見えるはずのない汗が。
そういう、ファンの気持ちそのものの映像だった。
ナレーションの大森南朋もとっても良かったような。
出演者がみんな熱い人達だから(こっちもどんどん熱くなってくし)、それをいい意味で少し下げてくれる、そういうトーンが良かった。
照和。
明るく昭和の時代を照らしたい。
当時のステージは段差がなかったっていうんだから、照明だってたいしたことなかっただろうけど、それに照らし出された若者達は、どれだけキラキラしてたんだろ。
甲斐さんがカバーしてた曲はラジオでちょっと紹介されたけど、他の方はどんなだったのかなぁ。どんなことしゃべってたのかな。
チューリップが出て、海援隊も東京に行って。
ほとんどの人は、みんな、その頃は東京を向いて歌ってたんだろうね。オレは夢に向かって走ってんだ~、みたいな。
いいなと思ったのは、夢に向かって走ってるその頃の彼らと(インタビューを受けている人達)、今現在の彼らが、何も変わっていないということ。
思い出に浸るのではなく、いつも前を向いていて、自分の思うことをやりきり、数年後の自分にワクワクしてる。
カッコイイナ
あぁ、それにしても面白かったな~。
甲斐さんのために自分がコーラスをしない曲の時は松藤さんがマイクを除けていたらしく、さすがにそれは映っていなかったけど、それだけ狭いステージなのに、甲斐さん動くっ!
人にはぶつからなかっただろうけど、あそこで除けたマイクスタンドが倒れたら、それだけで大変そうなのに。
JAH-RAHさんが、楽しそう。前にコンサートで見た時も、なんかこの人楽しそうなんだよね。
英二さんの手元も時々映って、普段見たいな~と思いながらなかなか出来ないことを、見せてもらっちゃった。
『新宿』
PLEASURE PLEASUREで聴いたから、なんか尚更泣けてくる。
でも。
『黒い夏』
甲斐さんがこれを作ってくれたことに感謝。久々に甲斐さんを思いっきり見た感じ。
どんどん入ってく。
・・・けど、やっぱり緊迫感でいっぱいって感じしません?
大きなステージも小さなステージも、同じパフォーマンスだなぁと実感したけど、緊迫感は、倍っ!って感じがする。
おまけに、甲斐さんのテンションもちょっとまた違う次元にいきそうな。そういう感じ。
曲が進むと、それも解けていった感じもするけど。
ステージにいる側も、客席側も、当時の照和に思いを馳せながらも、その瞬間瞬間に息をしてて、立ってて、生きてることのぶつかり合いがあの小さな空間に詰め込まれてると、そんな奇妙な緊迫感が出てくるのかしら。
松藤さんは。
幸せです、本当にありがとうございます。
あんなに歌ってるとこ見せてもらって、しかも若い頃の映像もちらちらあって、ドラム叩いてる姿の記憶がないので、本当にありがたかった。
話す感じも、当たり前だけど、以前と全く変わらず。
話してる時の松藤さん、面白い。
初めて照和に行ったいきさつもわかったし、デビュー秘話もギターからドラムになっただけではないこともわかって(もし別な形でデビューしてたら探し出せたかな?松藤さんのこと)。
ものすごいとこを生き抜いてきたんだなって、大げさだけど思っちゃう。
まぁ、ご本人はそんなことひとっつも思ってないかもしれないけど。それはわかりません。
出演者が、みんな、「今の若者達は・・・」みたいなこといっこも言ってないとこが、カッコイイ。
そういう意味でも、たくさんの人に見て欲しいな。
観て来られたんですね。^^
返信削除それにしても、みんみさん、凄いな~。
本当に、鋭い観察力!
みんみさんの感想を読んだ後で
もう一度映画を観たら、
違った角度から楽しめそう♪って思いました。
☆はなぴぃさん
返信削除行ってきました~~!
待ちに待った『照和』です。
・・・でも、鋭いなんて今迄言われたこと無いよぉ^^
ドキュメンタリーなんで、もう少し密着度みたいな
そういうのが欲しいなと思うけど。
"今"はライブ映像で感じろっ!ということなんでしょう。
松藤さんファンの人と一緒に見たら・・・
終わったら、すごく盛り上がりそう>。<