2011年4月28日木曜日

『アルプスの少女・ハイジ』

名作です。
改めて、原作、名作です。
それとアニメも。

ガソリン待ちしていた時、ずっと前に買っていた青い鳥文庫とかいう名作シリーズの『アルプスの少女』を読んだ。
車の外をたま~に人が通るんだけど、もう号泣。5回くらい。
展開がわかっていても、新たな感動というか本当に素晴らしくて号泣。
わかったのはアニメは原作に忠実に作られているということ。
宮崎監督が、当時初めて現地取材をしたというだけあって、物語に書かれている風景・会話・・・素晴らしいとしか言いようがない。
私が読んだのは"100人の村"の人が訳したものなんだけど、その後学校から払い下げされた名作シリーズを読んだら、それもとっても素晴らしく、逆なんだけどさ、アニメのハイジやおじいさんが言った言葉がそのまんま載っている。少々古めかしい訳し方のところもあるけど、でもやっぱり感動する。
原作がどれだけ素晴らしいか!!!

子ども達にも読んで欲しいんだけど、アニメを初めに見せるか、本を先にするか、かなり迷う。
アニメが先の方が、とっつきやすいし、他の名作を読んでもらうのにも、いいかも。

すごいよ、ハイジ。

///// 追記 /////
例えばね。初めてヤギ達と牧場に行った日の終わり。

「あらっ、ごらんなさいよ。」
 ハイジはこうふんして、さけびました。
「いっぺんに、ばら色になるわ。雪のつもってるあの山、とがった高い岩のつっ立ってる山をごらんなさい。あれ、なんていう名まえなの?」
「山に名まえなんかないよ。」(ペーター)
「まあ、きれい。ばら色の雪をごらんなさい。あら、上の岩のところにも、バラがうんとたくさんあるわ。あっ、灰色になる!まあ、みんなきえてしまう。すっかりなくなっちゃったわ、ペーター。」
 そういうと、ハイジは地面にすわって、ほんとうになにもかも、すっかりなくなってしまったような、なさけなさそうな顔をしました。

という名場面、ハイジを見たことのある人は隅々まで映像が浮かんできませんか?
ハイジはいつもこんな感じで、我慢しきれず立て続けに話しています。
この後家に帰ってから山が燃える話をガ~っとして、おじいさんに山に名前があることやどうしてばら色になるかを教えてもらうんですね。
素敵な山の生活の始まりです。

あ、おじいさんが作ってあげたいすを見てハイジが・・・

「こんなに高いんだもの、あたしのいすよ。あっというまにできちゃったのね。」
と、ハイジはいって、まだひどく感心しています。
「この子は、ちゃんとしたところに目がついているわい。」(おじいさん)

という台詞を読んでも、いかにアニメが原作に忠実に作っているかわかる。
あのチームはすごいですね。
ただ、花や山々の描写なんかは、原作の方が、とっても生き生きしているように思う。
作者の目で見たものを心を込めてつづったからでしょう。

2 件のコメント:

  1. http://www.maroon.dti.ne.jp/michi/kaze_guarda.html

    アニメのハイジを見て、「ハイジの泉」を見たら、ガッカリする。
    わたしは何も思い入れがなく見たけど、このハイジを楽しみにして来た人は・・・・

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  2. ☆レイコさん

    街角で"うわぁ~冷た~い"って飲む泉のことかしら。
    あの写真の、ぬって出てる雪ちゃん(多分)が微妙かな?

    原作ではハイジは華奢なんだって。
    そこはアニメと(アニメが)かけ離れてるところですね。

    今、ガリバー旅行記読んでます。

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